クルディスタン自由の鷹が声明を出し、トルコ政府がYPGの関与を断定したアンカラでの自爆テロへの関与を認める(2016年2月19日)

クルディスタン自由の鷹(Teyrenbaze Azadiya Kurdistan、TAK)は、17日のアンカラでの自爆テロの犯行を認める声明を発表した。

インターネットを通じて発表された犯行声明において、クルディスタン自由の鷹は、「アンカラへの攻撃は、南東部ジズレ市の住民に対するトルコ軍の残酷な殺戮への報復」だと主張し、自爆テロがレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領の政策に対する報復と位置づけた。

またまた実行犯がヴァン市出身の26歳の若者でアブドュルバキ・ソンメズ氏であると発表した。

トルコ政府は、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊メンバーが関与しているとの嫌疑をかけ、シリア北部出身のサーリフ・ナッジャール氏なる人物が実行犯だと喧伝していた。

TAKはクルディスタン労働者党(PKK)の分派とされる組織で、2004年から活動を本格化した。

米国、英国、EUは同組織をテロ組織に指定している。

AFP, February 19, 2016、AP, February 19, 2016、ARA News, February 19, 2016、Champress, February 19, 2016、al-Hayat, February 20, 2016、Iraqi News, February 19, 2016、Kull-na Shuraka’, February 19, 2016、al-Mada Press, February 19, 2016、Naharnet, February 19, 2016、NNA, February 19, 2016、Reuters, February 19, 2016、SANA, February 19, 2016、UPI, February 19, 2016などをもとに作成。

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