シリア人権監視団:ロシア軍の爆撃による民間人犠牲者は1,733人、有志連合の爆撃による民間人犠牲者は374人(2016年3月2日)

シリア人権監視団は、ロシア軍が空爆を開始した2015年9月30日から2016年3月1日までの約5ヶ月間で、ロシア軍の空爆による死者数が4,408人を記録したと発表した。

このうち民間人は1,733人(うち子供429人)、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員1,183人、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線を含む反体制武装集団戦闘員1,492人だという。

また2014年9月に開始された米軍主導の有志連合の空爆による死者数は、3月2日までの約17ヶ月間で4,579人に上っているという。

このうち民間人は374人(うち子供92人)、ダーイシュ戦闘員(ほとんどが外国人)4,037人、ヌスラ戦線戦闘員149人だという。

AFP, March 2, 2016、AP, March 2, 2016、ARA News, March 2, 2016、Champress, March 2, 2016、al-Hayat, March 3, 2016、Iraqi News, March 2, 2016、Kull-na Shuraka’, March 2, 2016、al-Mada Press, March 2, 2016、Naharnet, March 2, 2016、NNA, March 2, 2016、Reuters, March 2, 2016、SANA, March 2, 2016、UPI, March 2, 2016などをもとに作成。

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