ヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動が主導するファトフ軍は金曜日の反体制デモでの「革命旗」の掲揚自粛を求める(2016年3月10日)

アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍の治安委員会は、11日(金曜日)に実効支配下のイドリブ県各所で実施が見込まれている反体制デモでの「シリア革命旗」(委任統治領シリアの国旗)の掲揚を認めないよう関係各位に通達した。

この通達において、ファトフ軍は「掲揚が認められている旗は、ファトフ軍の旗だけ」と明記、反体制デモを予定している活動家に「シリア革命旗」の掲揚を自粛するよう警告している。

活動家らは11日に「新たな時代の金曜日」と銘打って反体制デモを予定しているが、ARA Newsによると、主催者はファトフ軍治安委員会と会合を持ち、「シリア革命旗」の掲揚を自粛することに応じたという。

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一方、シリア・ムスリム同胞団系のシャーム軍団は所属メンバー・部隊に対して声明を発表し、アサド政権に対する反体制デモや活動家を弾圧しないよう通達した。

AFP, March 10, 2016、AP, March 10, 2016、ARA News, March 10, 2016、Champress, March 10, 2016、al-Hayat, March 11, 2016、Iraqi News, March 10, 2016、Kull-na Shuraka’, March 10, 2016、al-Mada Press, March 10, 2016、Naharnet, March 10, 2016、NNA, March 10, 2016、Reuters, March 10, 2016、SANA, March 10, 2016、UPI, March 10, 2016などをもとに作成。

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