スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表はシリアを訪問し、ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣(兼副首相)と会談した。
会談で、デミストゥラ国連特別代表は4月13日に再開予定のジュネーブ3会議(第3ラウンド)での議題についての説明を行った。
これに対して、ムアッリム外務在外居住者大臣は、シリア政府代表団が4月13日ではなく15日に第3ラウンドに出席する予定である旨伝えた。
会談後、デミストゥラ国連特別代表は記者団に対して、13日開催予定の第3ラウンドの日程や人道支援物資の搬入などの問題についてムアッリム外務在外居住者大臣と意見を交わしたとしたうえで、第3ラウンドでは、政治移行プロセス、移行期統治機関、新憲法について集中的に協議するとを明らかにした。
また、ジュネーブ3会議への民主統一党の参加の是非について、デミストゥラ国連特別代表は、「クルド人は現在、複数の代表団に参加している」と答えた。
SANA(4月10日付)が伝えた。
AFP, April 11, 2016、AP, April 11, 2016、ARA News, April 11, 2016、Champress, April 11, 2016、al-Hayat, April 12, 2016、Iraqi News, April 11, 2016、Kull-na Shuraka’, April 11, 2016、al-Mada Press, April 11, 2016、Naharnet, April 11, 2016、NNA, April 11, 2016、Reuters, April 11, 2016、SANA, April 11, 2016、UPI, April 11, 2016などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.