シリア人権監視団:アレッポ市南部ハーン・トゥーマーン市での戦闘での死者数はシリア軍、ファトフ軍双方側合わせて170人以上に(2016年5月11日)

シリア人権監視団は、5月5日から11日にかけてアレッポ市郊外のハーン・トゥーマーン市一帯でのシリア軍とファトフ軍の戦闘で、シリア軍側の民兵(シリア人、イラク人、レバノン人、イラン人)79人が死亡したことを確認したと発表した。

このうち20人はイラン人(うち13人が軍事顧問)、レバノンのヒズブッラー戦闘員は6人、アフガン人戦闘員21人、イラク人民兵のヌジャバー旅団戦闘員は14人、シリア軍兵士および国防隊隊員は18人だったという。

一方、シャームの民のヌスラ戦線、トルキスターン・イスラーム党などファトフ軍戦闘員やジュンド・アクサー機構の戦闘員は94人が死亡し、その多くが空爆、砲撃によるものだという。

AFP, May 11, 2016、AP, May 11, 2016、ARA News, May 11, 2016、Champress, May 11, 2016、al-Hayat, May 12, 2016、Iraqi News, May 11, 2016、Kull-na Shuraka’, May 11, 2016、al-Mada Press, May 11, 2016、Naharnet, May 11, 2016、NNA, May 11, 2016、Reuters, May 11, 2016、SANA, May 11, 2016、UPI, May 11, 2016などをもとに作成。

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