ダマスカス郊外県東グータ地方、アレッポ市南部郊外でシリア軍とジハード主義武装集団の戦闘続く(2016年6月19日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、東グータ地方のジスリーン町一帯でシリア軍とジハード主義武装集団が交戦し、シリア軍が同地を激しく砲撃した。

シリア軍はまたザマルカー町とダマスカス県ジャウバル区を結ぶ地下トンネルを攻撃・破壊した。

このほか、シリア軍はマルジュ・スルターン村一帯、ダーライヤー市を「樽爆弾」で空爆した。

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アレッポ県では、ARA News(6月19日付)などによると、ファトフ軍と連携する第13師団(自由シリア軍)がアレッポ市南部のハルサ村にあるヒズブッラーの拠点を襲撃し、戦闘員12人を殺害した。

また、クッルナー・シュラカー(6月19日付)によると、アレッポ市西部郊外のアブザムー町をロシア軍が空爆し、子供5人が死亡した。

一方、ARA News(6月20日付)によると、アレッポ市シャイフ・マクスード地区で西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がジハード主義武装集団と交戦した。

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ハマー県では、SANA(6月19日付)によると、イッザ軍がズラーキーヤート村一帯のシリア軍拠点を襲撃、シリア軍がこれを迎撃した。

また、ザカート村近郊で反体制武装集団が給水車を砲撃、1人が死亡、1人が負傷した。

一方、SANA(6月19日付)は、シリア軍戦闘機がハマー航空基地を離陸直後に「技術的理由」で墜落した、と伝えた。

クッルナー・シュラカー(6月19日付)によると、墜落したのはMiG21戦闘機で、操縦していたパイロットは死亡したという。

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ダルアー県では、SANA(6月19日付)によると、シリア軍がヌアイマ村、ダルアー市アルバイーン地区でシャームの民のヌスラ戦線と交戦した。

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ヒムス県では、SANA(6月19日付)によると、タッルカラフ市、ラスタン市、カルアト・ヒスン市、タルビーサ市出身の指名手配者(兵役忌避者など)105人が地元和解プロセスの一環で当局に出頭、その後放免となった。

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ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、6月18日に3件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

停戦違反はダマスカス県郊外県、アレッポ県で発生し、イスラーム軍などが砲撃を行ったという。

米・ロシアによる敵対行為停止合意が発効した2月27日以降の停戦違反件総数は689件。

AFP, June 19, 2016、AP, June 19, 2016、ARA News, June 19, 2016、June 20, 2016、Champress, June 19, 2016、al-Hayat, June 20, 2016、Iraqi News, June 19, 2016、Kull-na Shuraka’, June 19, 2016、al-Mada Press, June 19, 2016、Naharnet, June 19, 2016、NNA, June 19, 2016、Reuters, June 19, 2016、SANA, June 19, 2016、UPI, June 19, 2016などをもとに作成。

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