アル=カーイダ系組織と米国の支援を受けていた「穏健な反体制派」が和解(2017年8月13日)

アル=カーイダ系組織のシャーム解放機構に近いイバー通信(8月13日付)によると、シャーム解放機構とバラク・オバマ前米政権の支援を受けていた「穏健な反体制派」のヌールッディーン・ザンキー運動は、両者の対立を解消し、シャリーア委員会を設置しその裁定を委ねることで合意した。

シャーム解放機構は2017年初めに、シャーム・ファトフ戦線(シャームの民のヌスラ戦線)とヌールッディーン・ザンキー運動などが糾合し結成されたが、7月のイドリブ県でのシャーム解放機構とシャーム自由人イスラーム運動との対立激化を受け、ヌールッディーン・ザンキー運動のメンバーが離反、組織を再興していた。

離反後のヌールッディーン・ザンキー運動は、シャーム解放機構がアレッポ県西部の拠点や監視所を砲撃したと非難していたが、シャーム解放機構側はこれを否定していた。

Kull-na Shuraka’, August 13, 2017

AFP, August 13, 2017、AP, August 13, 2017、ARA News, August 13, 2017、Champress, August 13, 2017、al-Hayat, August 14, 2017、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, August 13, 2017、Kull-na Shuraka’, August 13, 2017、al-Mada Press, August 13, 2017、Naharnet, August 13, 2017、NNA, August 13, 2017、Reuters, August 13, 2017、SANA, August 13, 2017、UPI, August 13, 2017などをもとに作成。

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