ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣はモスクワでUAEのシャイフ・シャイフ・アブドゥッラー・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン外務大臣と会談した。
会談後の共同記者会見で、ラブロフ外務大臣は、サウジアラビアが「リヤド・プラットフォーム」(最高交渉委員会)を通じて、ジュネーブ・プロセスに参加している反体制派の代表、すなわち「リヤド・プラットフォーム」、「カイロ・プラットフォーム」、「モスクワ・プラットフォーム」の統合を目指していることに関して「真に本質的な交渉を開始するのに資する必然的なステップだと考える」と高く評価した。
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トルコのイスタンブールで活動するシリア・イスラーム評議会は声明を出し、ジュネーブ・プロセスに代表を派遣しているいわゆる「モスクワ・プラットフォーム」(モスクワ・リスト、カドリー・ジャミール前副首相代表)に関して、「政権の一部をなす産物」としたうえで、その活動を「アサド政権を存続させようとする陰謀」と非難した。
AFP, August 29, 2017、AP, August 29, 2017、ARA News, August 29, 2017、Champress, August 29, 2017、al-Hayat, August 30, 2017、Kull-na Shuraka’, August 29, 2017、al-Mada Press, August 29, 2017、Naharnet, August 29, 2017、NNA, August 29, 2017、Reuters, August 29, 2017、SANA, August 29, 2017、UPI, August 29, 2017などをもとに作成。
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