ARA New(8月31日付)は、ラッカ県タブカ市の複数の消息筋の話として、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、イード・アドハー(9月1日)に合わせて、ダーイシュ(イスラーム国)に参加していた住民155人を釈放した、と伝えた。
住民に対する恩赦は、タブカ文民評議会、部族和解評議会の要請に基づくもので、釈放された155人は、ダーイシュに参加していたが、「シリア人の血で手を染めていない」者だという。
またラッカ県アイン・イーサー市の治安を担当する内務治安部隊も、ラッカ市の名士やシャイフ、ラッカ市文民評議会の要請を受け、123人を釈放した。
AFP, August 31, 2017、AP, August 31, 2017、ARA News, August 31, 2017、Champress, August 31, 2017、al-Hayat, September 1, 2017、Kull-na Shuraka’, August 31, 2017、al-Mada Press, August 31, 2017、Naharnet, August 31, 2017、NNA, August 31, 2017、Reuters, August 31, 2017、SANA, August 31, 2017、UPI, August 31, 2017などをもとに作成。
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