北シリア民主連邦執行委員会は声明でシリア政府と支配地域の自治をめぐって交渉する用意があると表明(2017年9月28日)

北シリア民主連邦執行委員会は声明を出し、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)の支配地域の自治に関して、シリア政府と交渉の用意があると表明した。

声明で執行委員会は「シリア危機が6年経過したにもかかわらず、いわゆる「ジュネーブ交渉」における不毛の結果により、シリアの諸人民の男女数百万人の血が流されてしまった」としたえうえで、「シリア外務大臣が最近の声明で、シリア政府がクルド人と交渉する用意があると述べたことは…前向きな動きだ」と評価、「我々はシリア危機を終わらせる唯一の選択肢が交渉にあると信じている…。我々は…対話を支持し、交渉の用意があること、そしてシリアが抱えるすべての問題を解決し得るプロジェクトを持っていることを改めて明言したい」と述べたうえで、「民主的連邦制をシリアにおける包括的な解決策と見ている」と強調した。

AFP, September 29, 2017、ANHA, September 29, 2017、AP, September 29, 2017、ARA News, September 29, 2017、Champress, September 29, 2017、al-Hayat, September 30, 2017、Kull-na Shuraka’, September 29, 2017、al-Mada Press, September 29, 2017、Naharnet, September 29, 2017、NNA, September 29, 2017、Reuters, September 29, 2017、SANA, September 29, 2017、UPI, September 29, 2017などをもとに作成。

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