西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の傘下で活動するマンビジュ軍事評議会の司令部は、米主導の有志連合の公式使節団と、アレッポ県東部ユーフラテス川右岸(西岸)におけるロジャヴァの拠点都市マンビジュ市で会談した。
会談を行ったのは、有志連合の公式使節団は、ウィリアム・ロバック(William Roebuck)元駐バーレーン米国大使、有志連合の特殊作戦司令官を務める米軍のジェームズ・ジェラルド(James Jarrard)少将、米特殊部隊高官複数と、マンビジュ軍事評議会のムハンマド・アブー・アーディル総司令官、イブラーヒーム・バナーウィー副司令官、アブー・アリー・ナジュム副司令官、シャルファーン・ダルウィーシュ報道官、および同評議会司令官複数。
会談で両者は、マンビジュ市の処遇に関してこれまでにロジャヴァと有志連合が交わした合意について意見を交わし、ジェラルド少将は、マンビジュ軍事評議会への支援、連携の継続に加えて、有志連合がマンビジュ市に残留するとした一連の約束を履行することを確認した。
ANHA(6月8日付)が伝えた。
AFP, June 8, 2018、ANHA, June 8, 2018、AP, June 8, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 8, 2018、al-Hayat, June 9, 2018、Reuters, June 8, 2018、SANA, June 8, 2018、UPI, June 8, 2018などをもとに作成。
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