アレッポ県東部でシャーム解放機構が国民解放戦線を攻撃・包囲、トルキスタン・イスラーム党とともに部隊を増強(2018年8月17日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が県西部の支配地域に至る街道で厳戒態勢を強化、重武装した増援部隊がイドリブ県、ハマー県から同地に入った。

また、新疆ウィグル自治区出身者からなるトルキスタン・イスラーム党の増援部隊も同地に到着したという。

同監視団によると、厳戒態勢と増援の理由は不明だが、同地では数日まえ、シャーム解放機構が、カフルハムラ村にある国民解放戦線の本部を吸収し、メンバー多数を拘束、設備などを押収し、緊張が高まっていたという。

シャーム解放機構はまた、アレッポ県北部のハイヤーン町にある国民解放戦線の拠点も包囲しているという。

AFP, August 17, 2018、ANHA, August 17, 2018、AP, August 17, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 17, 2018、al-Hayat, August 17, 2018、Reuters, August 17, 2018、SANA, August 17, 2018、UPI, August 17, 2018などをもとに作成。

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