親・反体制メディアは米主導の有志連合はダイル・ザウル県南東部に対する爆撃で住民20人を殺害したと報じる一方、有志連合は存在しない村でダーイシュが司令施設として使用していたモスクを撃破したと発表(2019年1月18日)

ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(1月18日付)やSANA(1月18日付)が複数の地元筋の話として伝えたところによると、米主導の有志連合が、上バーグーズ村およびスーサ町一帯を爆撃し、女性と子どもを含む住民20人が死亡した。

ドゥラル・シャーミーヤによると、死亡した住民はほとんどが、シリア政府支配下のクーリーア市住民で、シリア軍が同地を制圧下2017年にダーイシュ支配地域に避難していたという。

これに対して、SANAは、有志連合がダーイシュ支配地域から脱出しようとしていた住民を狙ったと伝えた。

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一方、有志連合CJTF-OIR(「生来の決戦作戦」統合任務部隊)は声明を出し、17日に「サファーフィーヤ(Safafiyah)」にあるモスクを爆撃、これを破壊したと発表した。

このモスクは、ダーイシュ(イスラーム国)が司令施設として使用していたという。

だが、シリア(ダイル・ザウル県南東部)には、「サファーフィーヤ」という村は存在しない。

CJTF-OIR, January 18, 2018

AFP, January 18, 2019、ANHA, January 18, 2019、AP, January 18, 2019、al-Durar al-Shamiya, January 18, 2019、al-Hayat, January 19, 2019、Reuters, January 18, 2019、SANA, January 18, 2019、UPI, January 18, 2019などをもとに作成。

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