ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、ドイツのハイコ・マース外務大臣との会談後の記者会見で、シリア情勢について触れ、トルコとの非武装地帯設置にかかる合意(2018年9月)にシリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が違反していると懸念を表明した。
ラブロフ外務大臣は、シャーム解放機構は、非武装地帯の70%近くを制圧し、シリア軍の拠点やシリア政府支配地域、さらにはシリア駐留シリア軍の司令部が設置されているラタキア県フマイミーム航空基地を攻撃しようとしていると述べた。
AFP, January 18, 2019、ANHA, January 18, 2019、AP, January 18, 2019、al-Durar al-Shamiya, January 18, 2019、al-Hayat, January 19, 2019、Reuters, January 18, 2019、SANA, January 18, 2019、UPI, January 18, 2019などをもとに作成。
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