2014年3月29日のシリア情勢:シリア政府の動き

クッルナー・シュラカー(3月29日付)は、バアス党シリア地域指導部のアンマール・サーアーティー氏(シリア学生国民連合総裁)に近い消息筋の話として、シリア学生国民連合指導部が、進歩国民戦線加盟政党に「バアス大隊」のもとで教練に参加することを「強要」している、と報じた。

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クッルナー・シュラカー(3月29日付)はロンドン駐在のシリア人外交官の情報として、リフアト・アサド前副大統領がラタキア県カルダーハ市を防衛するために戦闘員を動員することでアサド政権と合意したと報じた。

同報道によると、リフアト・アサド前副大統領は、ラタキア県の若者約800人を戦闘員として動員できるという。

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クッルナー・シュラカー(3月29日付)は、アアザーズ市(アレッポ県)で拉致されていたレバノン人巡礼者との「捕虜交換」の一環として2013年10月にシリア当局によって釈放された女性ブロガーのタッル・マルーヒーさんが、アドラー刑務所に再び収監されたとの情報を得たと報じた。

AFP, March 29, 2014、AP, March 29, 2014、ARA News, March 29, 2014、Champress, March 29, 2014、al-Hayat, March 30, 2014、Iraqinews.com, March 29, 2014、Kull-na Shuraka’, March 29, 2014、Naharnet, March 29, 2014、NNA, March 29, 2014、Reuters, March 29, 2014、SANA, March 29, 2014、UPI, March 29, 2014などをもとに作成。

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