ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(4月12日付)を公開し、4月11日に難民1,161人が新たに帰国したと発表した。
このうちレバノンから帰国したのは307人(うち女性92人、子供157人)、ヨルダンから帰国したのは854人(うち女性256人、子供436人)。
これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は186,733人となった。
内訳は、レバノンからの帰国者66,569人(うち女性20,114人、子ども33,870人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者120,164人(うち女性36,076人、子ども61,272人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。
また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 460,013人(うち女性124,848人、子供212,064人)となった。
なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,696,131人(うち女性2,000,839人、子供3,415,027人)。
一方、国内避難民105人が新たに帰宅した。
うち東グータ地方に帰宅したのは27人(うち女性11人、子供12人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは24人(うち女性6人、子供14人)、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは54人(うち女性12人、子供25人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。
これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は17,798人(うち女性5,909人、子供7,675人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,286,394人(うち女性388,468人、子供651,441人)となった。
Ministry of Defence of the Russian Federation, April 12, 2019をもとに作成。
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