ロシアのアレクサンドル・ラヴレンチエフ・シリア問題担当大統領特使がサウジアラビアに続いて、シリアを訪問し、アサド大統領と会談した。
ラヴレンチエフ特使はアスタナ会議におけるロシア代表団の代表。
SANA(4月19日付)によると、会談では、4月25~26日に予定されているアスタナ12会議の議事について意見を交わし、アサド大統領とラヴレンチエフ特使は、テロ撲滅や治安と安定の回復などに向けて連携を継続する必要を確認した。
アサド大統領はまた、アスタナ12会議において、イドリブ県を中心とする緊張緩和地帯第1ゾーンをめぐるこれまでの合意を履行し、テロ集団の根絶、そしてシリア政府支配下の周辺地域への攻撃の停止に向けた行動が不可欠だと述べた。
会談には、アリー・マムルーク国民安全保障会議議長、アイマン・スーサーン外務在外居住者省次官らが同席した。
AFP, April 19, 2019、ANHA, April 19, 2019、AP, April 19, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 19, 2019、al-Hayat, April 20, 2019、Reuters, April 19, 2019、SANA, April 19, 2019、UPI, April 19, 2019などをもとに作成。
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