軍事情報局高官が私産を投じてダイル・ザウル市とユーフラテス川東岸のハトラ村を結ぶ連絡船を運行(2019年7月7日)

ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(7月7日付)によると、軍事情報局ダイル・ザウル支部長のヤースィーン・ダーヒー准将が私産を投じて、ダイル・ザウル市とユーフラテス川東岸のハトラ村を結ぶ連絡船3隻を運航させていると伝えた。

複数の情報筋によると、連絡船の運航を行っているのはフサイニーヤ町出身のファーディー・アフィースを名のる軍事情報局員で、運賃は米ドルとシリア・ポンドの為替の変動に対応して上下するかたちで設定されているという。

また、ダイル・ザウル市内から波止場に行くには、総合情報部、政治治安部、バアス党、国防隊の検問所を通過しなければならず、各検問所では1,000~1,200ポンドの通行料が求められるという。

なお、ダーヒー准将のほかにも、イラン・イスラーム革命防衛隊が4隻の連絡船を運航させている。

AFP, July 7, 2019、ANHA, July 7, 2019、AP, July 7, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 7, 2019、al-Hayat, July 8, 2019、Reuters, July 7, 2019、SANA, July 7, 2019、SOHR, July 7, 2019、UPI, July 7, 2019などをもとに作成。

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