YPG主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会はアスタナ13会議を「戦争を煽っている」と批判(2019年8月5日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会は声明を出し、アスタナ13会議を「戦争を煽っている」と批判した。

声明は、アスタナ13会議の閉幕声明で、「ユーフラテス川以東地域(ジャズィーラ地方)に関して、シリアの主権と領土保全に抵触する分離主義的アジェンダを拒否する」ことが確認されたのを受けたも。

声明では「我々はシリア民主評議会は、戦争を終わらせ、民間人を戦争の苦悩と悲劇から回避させようとするいかなる決定であれ歓迎する一方、こうした国際的なイニシアチブ(アスタナ会議)がシリアの状況を網羅し、地理的一体を有するシリアの利益を守るのに成功した試しがないと見ている」としたうえで、「トルコ政府は自分たちの国益のためにアスタナ・プロセスを利用しようとし、情報操作を続け、地域の諸人民を虐殺し、民族浄化することにこだわっている。日々地域の安全を脅かす国家には、数百万人という民衆からなり、その支援を受けている部隊にテロを行っているという嫌疑を向ける権利はない」と批判した。

そのうえで、「シリア民主軍は一部の当事者がこうした真実を無視していることを遺憾とする」と付言した。

AFP, August 5, 2019、ANHA, August 5, 2019、AP, August 5, 2019、al-Durar al-Shamiya, August 5, 2019、Reuters, August 5, 2019、SANA, August 5, 2019、SOHR, August 5, 2019、UPI, August 5, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

カテゴリー: 反体制勢力の動き パーマリンク