シリア政府による新型コロナウイルス感染予防策続く(2020年3月15日)

保健省は声明を出し、イラクから空路で帰国し、新型コロナウイルスの感染が疑われていたシリア人男性1人の検査結果が陰性だったと発表した。

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イマード・ハミース内閣は前日に続いて閣議を開き、新型コロナウイルス感染防止対策を実施するために各省に具体的な指示を与えた。

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文化省は、閣議決定を受けて、新型コロナウイルス感染防止対策として、同省が所轄していた文盲撲滅活動、祭典、展示・展覧会、ブックフェア、講演会、セミナー、演劇・音楽・映画上演、博物館展示、文化関連の集会を開催しないことを決定した。

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宗教関係省は、3月15日から4月4日まで金曜日午後の集団礼拝および説教を中止することを決定した。

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アレッポ県では、前日の閣議決定を受けて、新型コロナウイルス感染防止対策として、アレッポ大学の大学寮、アレッポ市内の公共交通機関(旅客バス)で消毒作業が行われた。

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ダイル・ザウル県では、ダイル・ザウル市議会が、新型コロナウイルス感染防止対策として、長距離旅客バスの消毒作業を実施した。

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SANA(3月15日付)が伝えた。

AFP, March 15, 2020、ANHA, March 15, 2020、AP, March 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 15, 2020、Reuters, March 15, 2020、SANA, March 15, 2020、SOHR, March 15, 2020、UPI, March 15, 2020などをもとに作成。

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