イラクで新型コロナウイルスに感染して死亡した女性の遺体が北・東シリア自治局支配地の特設墓地に埋葬される(2020年4月2日)

ハサカ県では、ANHA(4月2日付)によると、イラク国境に面するティグリス川河畔(西岸)のスィーマルカー国境通行所から新型コロナウイルスに感染して死亡した女性の遺体が北・東シリア自治局支配地に搬送され、マーリキーヤ(ダイリーク)市近郊のカルバーラート村の近くに特設された墓地に埋葬された。

イラクで死亡したのはザイナブ・フサインさん。

遺体の搬送と埋葬は、北・東シリア自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)とドイツに本部を持つクルド赤新月社(国際赤十字赤新月社連盟とは無関係のNGO)が行った。

ザイナブさんの兄のアブドゥッサラーム・フサインさんは、ANHAの取材に対して「(北・東シリア)自治局は新型コロナウイルス感染拡大を防止するための適切な措置を講じてくれた。アサーイシュと赤新月社が遺体を搬送・埋葬してくれたことに感謝したい」と述べた。

AFP, April 2, 2020、ANHA, April 2, 2020、AP, April 2, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 2, 2020、Reuters, April 2, 2020、SANA, April 2, 2020、SOHR, April 2, 2020、UPI, April 2, 2020などをもとに作成。

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