シャーム解放機構は通行所開設に反対するデモ参加者を強制排除、1人殺害(2020年4月30日)

シリア人権監視団、ドゥラル・シャーミーヤ(4月30日付)、ザマーン・ワスル(4月30日付)、イナブ・バラーディー(4月30日付)によると、シャーム解放機構が通行所を開設したのを受けて、マアーッラト・ナアサーン村と周辺農村の住民数十人が、ミズナーズ村にいたる街道を、タイヤを燃やすなどして封鎖、通行所を通過しようとする貨物車輌の進行を阻止した。

これに対して、シャーム解放機構の治安部隊は「政権がシリア革命当初に平和的デモを弾圧したようなさまざまな方法」で強制排除を試みた。

これにより、住民5人が治安部隊に撃たれて負傷、重傷を負った1人がその後死亡した。

死亡したのはサーリフ・マルイーさん。

AFP, April 30, 2020、ANHA, April 30, 2020、AP, April 30, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 30, 2020、‘Inab Baladi, April 30, 2020、Reuters, April 30, 2020、SANA, April 30, 2020、SOHR, April 30, 2020、UPI, April 30, 2020、Zaman al-Wasl, April 30, 2020などをもとに作成。

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