イドリブ市などでシャーム解放機構の通行所開設とデモ弾圧に抗議するデモ(2020年4月30日)

シリア人権監視団、ドゥラル・シャーミーヤ(4月30日付)、ザマーン・ワスル(4月30日付)、イナブ・バラーディー(4月30日付)によると、シャーム解放機構による通商用通行所の開設と抗議行動弾圧を受けて、イドリブ県のイドリブ市の時計広場近くで30日晩にデモが行われ、デモ参加者は「殉教者のため、尊厳のため…通行所開設に反対」とのスローガンを掲げ、抗議の意思を示した。

これに対して、シャーム解放機構の治安部隊が参加者に実弾を発砲するなどして、強制排除を試みた。

ザマーン・ワスルなどによると、同様の抗議デモは、カフルタハーリーム町、サルキーン市でも行われた。

https://www.facebook.com/EuphratsPost/videos/695743754571232/

 

AFP, April 30, 2020、ANHA, April 30, 2020、AP, April 30, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 30, 2020、‘Inab Baladi, April 30, 2020、Reuters, April 30, 2020、SANA, April 30, 2020、SOHR, April 30, 2020、UPI, April 30, 2020、Zaman al-Wasl, April 30, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.