シリア人権監視団は、ロシアの民間軍事会社が、ハリーファ・ハフタル将軍率いるリビア国民軍を支援するためにシリア人数十人を新たに募集したとの情報を得た発表した。
同監視団によると、これまでにラッカ県、ヒムス県、ラタキア県、ハサカ県出身の180人がシリア駐留ロシア軍司令部が設置されているラタキア県フマイミーム航空基地に駐留し、リビア行きに備えているという。
リビアでの戦闘に参加すれば、彼らは月額1,000米ドルの給与を受け取ることができるという。
シリア人権監視団はまた、トルコがシリア人傭兵(国民軍戦闘員)120人を新たにリビアに派遣したと発表した。
なお、トルコはこれまでに国民軍戦闘員8,950人(うち18歳以下の少年は約150人)をリビアに派遣、またシリア国内の基地で3,420人の教練を続けている。
AFP, May 18, 2020、ANHA, May 18, 2020、AP, May 18, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 18, 2020、Reuters, May 18, 2020、SANA, May 18, 2020、SOHR, May 18, 2020、UPI, May 18, 2020などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.