ラーミー・マフルーフ氏は、財務省の資産凍結措置を受けて、自身のフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/RamiMakhloufSY/)にメッセージを投稿し、内閣によって政府機関との契約を5年間禁止されたと明らかにし、これを批判した。
マフルーフ氏のメッセージは以下の通り:
**
「SY-TRAに対する私からの最新の対応で、彼らの措置に法的根拠がなく、信憑性を欠くことを示したのを受けて、彼らはまた、違法な措置で仕返しを行い、私と妻、そして子供たちの資産を凍結してきた。この問題は会社との問題であって、私個人との問題ではないことを承知のうえでだ。また、法廷に会社を運営する司法監督人を任命することで、私を会社の経営から遠ざけようとしている。何もかも、私が追徴金の納付に同意しなかったことを口実としている。周知の通り、これらは何もかも正しくない。
若者には会社が必要で、会社を制御しないまま傍観し、放り出すことはない。
さらに、我々が送った文書に対して首相は別の仕返しをしてきた。その文書において、我々はヌール小規模投資機構の業務を妨害せず、この手の貸し付けを必要としている多くのシリア人を支援して欲しいと要請された。中央銀行は同機構の業務を禁止するとしていたが、我々は収益を半減させ、中央銀行をさらに支援しようとしていた。だから、我々は文書を通じてこう訊いたのだ。政府は国民に奉仕しているのか、それとも国民が政府に奉仕しているのか? 彼らが公式文書でよこした回答は、ラーミー・マフルーフに国家との取引を5年間禁止するというものだった。
最後に言いたい。私はできることすべてをした。主よ。あなた以外に全能の存在はない。アッラーよ。これが私の行ったことだが、それはすべて使い捨てられた。あなたこそ支援者だ。
私は彼らにあなたの行いを見せてやる。アッラーよ。あなたが現れる時が来た。あなたにお任せします。
男たちをアッラーに委ねます。彼らが欲すれば、あなたも欲する。私はこう言った。
あなたの行いに彼らは驚愕することになるだろう。」
**
公開した画像は「決定第725号」。
2020年5月19日付で発行され、イマード・ハミース首相が署名、押印しており、マフルーフ氏が公的機関と契約を交わすことを5年間禁じると記載されている。
AFP, May 19, 2020、ANHA, May 19, 2020、AP, May 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 19, 2020、Reuters, May 19, 2020、SANA, May 19, 2020、SOHR, May 19, 2020、UPI, May 19, 2020などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.