アカイダート部族長らがシリア駐留米軍本部を訪れ、ハフル氏殺害事件の調査継続を誓約させる(2020年8月5日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、アカイダート部族の族長の一人であるイブラーヒーム・ジャドアーン・ハフル氏(マトシャル・ハンムード・ジャドアーン・ハフル氏の甥)ら、ズィーバーン町、シュハイル村の部族長と名士多数が、シリア駐留米軍の本部が設置されているウマル油田を訪問し、北・東シリア自治局支配下の同地における社会福祉の状況、政情などについて意見を交わした。

会合で、米軍側は、部族長らに対して、マトシャル・ハンムード・ジャドアーン・ハフル氏殺害事件(8月2日)の調査を継続することを誓約した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、イラク(イラク・クルディスタン地域)との国境に違法に設置されているワリード国境通行所を経由して、米主導の有志連合の大型トレーラーなど約30輌が新たに進入し、県内に違法に設置されている米軍基地に向かった。

AFP, August 5, 2020、ANHA, August 5, 2020、AP, August 5, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 5, 2020、Reuters, August 5, 2020、SANA, August 5, 2020、SOHR, August 5, 2020、UPI, August 5, 2020などをもとに作成。

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