新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で65人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で0人(2020年8月21日)

保健省は政府支配地域で新たに65人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者15人が完治し、1人が死亡したと発表した。

これにより、8月21日現在の同地での感染者数は計2,073人、うち死亡したのは83人、回復したのは475人となった。

SANA(8月21日付)が伝えた。

**

レバノンの総合情報総局は、シリア在住のレバノン国民を受け入れるため、8月25日から27日の3日間、ダマスカス郊外県ジュダイダト・ヤーブース国境通行所に面するベカーア県のマスナア国境通行所、タルトゥース県ダブースィーヤ国境通行所に面する北部県のアブーディーヤ国境通行所を再開することを決定したと発表した。

SANA(8月21日付)が伝えた。

**

反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で8月21日に2人の新型コロナウイルス感染者が完治したと発表した。

これにより、同地での感染者数は計59人、うち回復したのは48人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1363682970503257/

AFP, August 21, 2020、ACU, August 21, 2020、ANHA, August 21, 2020、AP, August 21, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 21, 2020、Reuters, August 21, 2020、SANA, August 21, 2020、SOHR, August 21, 2020、UPI, August 21, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.