フサイン・アルヌース内閣は定例閣議を開催し、新型コロナウイルス感染症対策として利用が規制されていたダマスカス国際空港での旅行者の受け入れを10月1日から安全対策にかかる条件と基準に沿って、再開することを決定した。
閣議ではまた、基本物資20品目の価格を統制し、業者に国内通商消費者保護省が設定する価格の表示を義務づけること、インターネットを通じたパン配給制度の運用を決定した。
アルヌース首相はさらに、森林火災が相次いだハマー県スカイラビーヤ郡(ガーブ地方)の(再)開発とインフラ確保にかかる計画の実施要件が満たされていることを確認する一方、生産部門における融資の定期的な評価の実施を要請、また農業・農業改革省、経済対外通商省に国内市場での肥料の確保を、保健省と教育・高等教育省に対して、各県の学校での新型コロナウイルス感染症対策の実施状況を確認するための作業チームを設置するよう要請した。
SANA(9月15日付)が伝えた。
AFP, September 15, 2020、ANHA, September 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 15, 2020、Reuters, September 15, 2020、SANA, September 15, 2020、SOHR, September 15, 2020などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.