ガンバ国連児童・武力紛争特別代表がシリア民主軍、北東シリア自治局幹部とテレビ会合(2020年9月15日)

国連のビルヒニア・ガンバ児童・武力紛争特別代表は、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の司令部と北・東シリア自治局執行評議会共同議長府との合同テレビ会合に参加した。

合同テレビ会合には、シリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官、アブドゥルハーミド・ミフバーシュ執行評議会共同議長、女性防衛隊(YJP)のノウルーズ・アフマド司令官、シリア民主軍関係局のナスリーン・アブドゥッラー氏とライドゥール・ハリール氏が参加した。

会合では、2019年6月29日に国連との間で交わされた合同行動計画の進捗状況、北・東シリア自治局内のキャンプに収容されているダーイシュ(イスラーム国)のメンバーの家族の状況や帰国の可能性、リハビリ・センター設置の必要性などについて意見が交わされた。

なお、2019年に交わされた行動計画は、児童兵の徴兵や学校の軍事施設としての転用の禁止、ダーイシュ・メンバーの家族のための児童リハビリ施設の設置、国連による立ち入り調査と支援などを骨子としている。

ANHA(9月15日付)が伝えた。

AFP, September 15, 2020、ANHA, September 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 15, 2020、Reuters, September 15, 2020、SANA, September 15, 2020、SOHR, September 15, 2020などをもとに作成。

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