シリア民主軍が米主導の有志連合のヘリコプターの支援を受けてハサカ県シャッダーディー市近郊で若者多数を拘束(2020年10月12日)

ハサカ県では、SANA(10月12日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるシャッダーディー市近郊のマディーナ村を人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が包囲、民家に押し入り、若者多数を拘束した。

これに関して、シリア人権監視団は、米主導の有志連合のヘリコプター部隊が上空を旋回し、シリア民主軍を支援したと発表した。

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ハサカ県では、ハーブール(10月2日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるフール・キャンプに収容されていたダイル・ザウル県出身者約300人が、地元名士を身元保証を受けて避難生活を終えて、帰還した。

帰還したのは主にダーイシュ(イスラーム国)メンバーの家族。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍がハワーイジュ村で家宅捜索を行い、抗議デモに参加したとされる住民5人とダーイシュ(イスラーム国)の元メンバーとされる7人を拘束した。

AFP, October 12, 2020、ANHA, October 12, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 12, 2020、al-Khabur, October 12, 2020、Reuters, October 12, 2020、SANA, October 12, 2020、SOHR, October 12, 2020、October 13, 2020などをもとに作成。

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