SANAはハサカ県で米軍のパトロール部隊が道路に仕掛けられていた爆弾の爆発に巻き込まれて、兵士4人が死亡したと報じるが、有志連合はこれを否定(2020年11月8日)

SANA(11月8日付)は、ハサカ県の複数の住民の話として、北・東シリア自治局の支配下のマルカダ町近郊で米軍のパトロール部隊が道路に仕掛けられていた爆弾の爆発に巻き込まれて、兵士4人が死亡したと伝えた。

爆弾を仕掛けられていたのは、米軍が基地を設置しているシャッダーディー市とダイル・ダイル・ザウル県ウマル油田を結ぶ街道(ハサカ・ダイル・ザウル街道)。

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しかし、有志連合(CJTF-OIR(「生来の決戦作戦」統合任務部隊)のウェイン・マロット報道官(米軍大佐)はツイッターのアカウント(https://twitter.com/OIRSpox/)で以下の通り綴り、SANAの報道を否定した。

CJTF-OIRの隊員のKIA(killed in accident、不慮の死)に関するレポートは誤りである。CJTR-OIRの全隊員は点呼済みである。

AFP, November 8, 2020、ANHA, November 8, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 8, 2020、Reuters, November 8, 2020、SANA, November 8, 2020、SOHR, November 8, 2020などをもとに作成。

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