トゥルキー・ビル=アラビー(2月9日付)は、「イスラーム革命」をめざす複数の活動家の話として、ムスタファー・トゥラース元国防大臣の次男で離反士官のマナーフ・トゥラース准将が、反体制派、シリア軍、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が参加する移行軍事評議会を発足させる決意をした、と伝えた。
同サイトによると、移行軍事評議会は、反体制派、シリア軍、シリア民主軍の士官それぞれ8人、計24人から構成され、アサド大統領の退陣と移行期の指導をめざすという。
これに関して、反体制武装集団の一つでトゥラース家の地元であるヒムス県ラスタン市を拠点としていた自由将校連合のタラール・ファルザート准将は2月9日、支持を表明した。
AFP, February 9, 2021、ANHA, February 9, 2021、Arab-Turkey.com, February 8, 2021、al-Durar al-Shamiya, February 9, 2021、Reuters, February 9, 2021、SANA, February 9, 2021、SOHR, February 9, 2021などをもとに作成。
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