ハサン・ガッバーシュ保健大臣は、記者会見を開き、保健省が来週から各県で新型コロナウイルス感染症のワクチンの接種を開始すると発表した。
接種の対象となるのは、新型コロナウイルス感染症患者の治療にあたる医療関係者で、ワクチンは「友好国」からの供与を受けたもの。
ワタン・オンライン(2月25日付)が伝えた。
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これに関して、『ワタン』(12月25日付)は、複数の消息筋の話として、保健省が隔離センターを設置している各県に対してワクチンの配給を開始したと伝えた。
配給されるのは中国製ワクチン。
医療従事者2,500人分、5,000回分のワクチンが配給される予定で、うち400回分がダマスカス県、100回分がダルアー県、100回分がハサカ県、20回分がダイル・ザウル県、50回文がスワイダー県にすでに割り当てられている。
アレッポ県、ヒムス県、ラタキア県、タルトゥース県への割当数は確定していないという。
イドリブ県とラッカ県は、保健省の隔離センターが設置されていないため、ワクチンの配給は行われない。
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一方、ロイター(2月25日付)は、中国が今月に入って、シリアに15万回分のワクチンを提供すると発表しているが、ある消息筋によると、中国からのワクチンはいまだ到着していないと伝えた。
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なお、イスラエルの複数のメディアは最近になって、ロシアが仲介するシリア・イスラエルの捕虜交換の一環として、シリアに提供されるロシア製のワクチンにかかる費用をイスラエルが負担する合意が交わされたと伝えていた。
だが、SANAはこれを強く否定している。
AFP, February 25, 2021、ANHA, February 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, February 25, 2021、Reuters, February 25, 2021、SANA, February 25, 2021、SOHR, February 25, 2021、al-Watan, February 25, 2021、al-Watan Online, February 25, 2021などをもとに作成。
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