ANHA(4月10日付)は、トルコの占領下にあるアレッポ県北部、ラッカ県北部、ハサカ県北部で活動するシリア国民軍の戦闘員がトルコの支援を受けてナゴルノ・カラバフ地方に傭兵として派遣されていたことを認める様子を撮影した映像がSNS上で公開されたと伝え、その映像を転載した。
ナゴルノ・カラバフ地方に派遣されたと証言しているのはスルターン・スライマーン・シャー師団の戦闘員。
複数の活動家によると、映像が撮影されたのはアレッポ県アフリーン郡で、映像に映っている戦闘員の1人は、「我々はトルコの国家とともにカラバフでの戦闘に参加し、(隣に座っている足を負傷した戦闘員を指して)我々の多くが死傷した。だが、ムハンマド・ジャースィム(アブー・アムシャ)指揮下のスルターン・スライマーン・シャー師団は、我々の権威を奪い、給与を使い込んだ。これはいけないことだ」などと述べている。
AFP, April 10, 2021、ANHA, April 10, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 10, 2021、Reuters, April 10, 2021、SANA, April 10, 2021、SOHR, April 10, 2021などをもとに作成。
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