イドリブ県マストゥーマ村のトルコ軍基地前などで住民がシリア軍やロシア軍の攻撃に対するトルコの沈黙に抗議するデモ(2021年7月23日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室支配下のマストゥーマ村にあるバアス前衛キャンプ前で、住民らがシリア軍やロシア軍の攻撃に対するトルコの沈黙に抗議するデモを行った。

バアス前衛キャンプは、トルコ軍が基地として転用しており、イドリブ県における同軍最大の拠点。

同様の抗議デモは、ムウタリム村、タフタナーズ市にあるトルコ軍の拠点前のほか、トルコの占領下にあるアレッポ県アアザーズ市でも行われた。

一方、「決戦」作戦司令室の支配下にあるフーア市では、「ダマスカス連合」を名乗る武装集団メンバーらと同地に移住した住民1人が交戦し、子供1人が巻き添えとなって死亡した。

AFP, July 23, 2021、ANHA, July 23, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 23, 2021、Reuters, July 23, 2021、SANA, July 23, 2021、SOHR, July 23, 2021などをもとに作成。

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