シリア人権監視団:トルコがリビアに派遣していたシリア人傭兵約300人が、空路でトルコに移送され、その後シリア北部に帰還(2021年10月5日)

シリア人権監視団は、トルコによってリビアに派遣されていたシリア人傭兵(シリア国民軍戦闘員)約300人が、空路でトルコに移送され、その後、トルコ占領下のシリア北部に帰還したと発表した。

傭兵の帰還は、10月5日にスイスのジュネーブで、傭兵の処遇について話し合う5+5リビア合同軍事委員会会合が開催されるのに合わせたものだという。

だが、同監視団によると、数日前には、トルコ占領下のいわゆる「オリーブの枝」地域(アレッポ県アフリーン郡)から戦闘員90人がリビアに新たに派遣された。

なお、トルコがリビアに派遣しているシリア人傭兵は約7,000人に達しているという。

AFP, October 5, 2021、ANHA, October 5, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 5, 2021、Reuters, October 5, 2021、SANA, October 5, 2021、SOHR, October 5, 2021などをもとに作成。

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