ロシア難民受入移送居住センター:難民338人と国内避難民(IDPs)157人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は712,741人、2019年以降帰還したIDPsは102,617人に(2021年10月14日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、10月13日に難民338人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民318人(うち女性95人、子供162人)、ヨルダンから帰国したのは20人(うち女性6人、子供10人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は712,441人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者316,772人(うち女性95,198人、子ども161,272人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,969人(うち女性118,836人、子ども201,937人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,800,865人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は942,021人(うち女性282,692人、子供480,131人)となった。

**

一方、国内避難民157人が新たに帰宅した。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は102,617人(うち女性39,685人、子供33,671人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,371,213人(うち女性422,315人、子供677,458人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, October 14, 2021をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.