ロシア難民受入移送居住センター:難民313人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は714,025人に(2021年10月18日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、10月17日に難民313人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民298人(うち女性90人、子供152人)、ヨルダンから帰国したのは15人(うち女性5人、子供8人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は714,025人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者317,910人(うち女性95,560人、子ども161,887人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者396,047人(うち女性118,860人、子ども201,978人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,808,246人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は943,305人(うち女性283,078人、子供480,787人)となった。

**

一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は102,929人(うち女性39,925人、子供33,714人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,371,525人(うち女性422,484人、子供677,480人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, October 18, 2021をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.