ハサカ県カーミシュリー市近郊の2カ所で米軍部隊がシリア軍と住民の抵抗を受けて退却(2021年10月24日)

ハサカ県では、RT(10月24日付)、アーラム・チャンネル(10月24日付)によると、米軍の装甲車3輌とハンヴィー(HMMWV)2輌からなる車列が、シリア政府の支配下にあるハームー村で若者や子供らから投石を受け、車列は退散を余儀なくされた。

また、SANA(10月24日付)によると、米国の軍用車輌6輌からなる車列が、カーミシュリー市の南西(カーミシュリー国際空港南)に位置するダムヒーヤ村を通過しようとしたところを、シリア軍兵士らが阻止し、退却させた。

 

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一方、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の貨物車輌など約25輌からなる車列が兵站物資などを積んで、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入し、タッル・タムル町近郊のワズィール休憩所方面に向かった。

AFP, October 24, 2021、ANHA, October 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 24, 2021、Qanat al-‘Alam, October 24, 2021、Reuters, October 24, 2021、RT, October 24, 2021、SANA, October 24, 2021、SOHR, October 24, 2021などをもとに作成。

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