ロシア軍はマンビジュ市へのシリア軍の車列の進入を認めないシリア民主軍に対して、同市西の拠点を砲撃すると脅迫(2021年11月8日)

シリア人権監視団は複数のメディア筋の話として、ロシア軍が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に対して、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアレッポ県マンビジュ市近郊の拠点に対して砲撃を加えると脅迫していると発表した。

同筋によると、ロシア軍はシリア民主軍に対して、シリア軍の戦車や軍用車輌からなる車列の進入を認めるよう求めているが、シリア民主軍がこれを拒否、ロシア軍士官の1人が、トルコ占領地との境界に位置するターイハト・トゥワイマート村(ターイハ村)・アブー・カフフ町間の通行所(マンビジュ市西)を砲撃すると脅迫したという。

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一方、ロシア軍は数日前にシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市西のアリーマ町に新たに設置していた基地から、ウンム・マイヤール村に撤退した。

AFP, November 8, 2021、ANHA, November 8, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 8, 2021、Reuters, November 8, 2021、SANA, November 8, 2021、SOHR, November 8, 2021などをもとに作成。

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