トルコ占領下のラッカ県、アレッポ県でシリア国民軍所属組織どうしが交戦(2021年11月11日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるシャルカラーク村、ハマーム・トゥルクマーン村、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市北で、シリア国民軍に所属する東部自由人連合とシャーム軍団が交戦し、東部自由人連合が、アブー・ジハード・ラッカを名乗るシャーム軍団の司令官の拠点複数カ所、シャーム軍団所属のハッターブ旅団の拠点複数カ所を制圧した。

両者の戦闘でシャルカラーク村では住民複数が巻き添えとなって負傷した。

また、東部自由人連合はハッターブ旅団の戦闘員3人を捕捉した。

一方、ハマーム・トゥルクマーン村での戦闘では、ハッターブ旅団の戦闘員7人が負傷した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のジャウラカーン村(ジューラーカー村)で11月8日に続いて、シリア国民軍に所属するハムザ師団(サイフ・アブー・バクル氏が指導)とガーブ旅団(アラー・ジュナイド氏指揮)の戦闘員が交戦した。

AFP, November 11, 2021、ANHA, November 11, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 11, 2021、Reuters, November 11, 2021、SANA, November 11, 2021、SOHR, November 11, 2021などをもとに作成。

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