イドリブ県、アレッポ県、ハサカ県でシリア国民軍の戦闘員どうしが交戦(2021年11月12日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ市内で、イラン人戦闘員(ジハード主義者)が正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。

また、バービスカー村にあるシリア国民軍第1歩兵師団の本部内で戦闘があった。

戦闘は同師団のメンバーどうしによるもので、アブー・バラーを中心とするグループが車を盗んだのがきっかけだという。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のジャラーブルス市でシリア国民軍所属の第9師団の司令官が自宅前で正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

**

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるラアス・アイン市でシリア国民軍に所属するハムザ師団のメンバーどうしが激しく交戦した。

交戦のきっかけは不明。

AFP, November 12, 2021、ANHA, November 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2021、Reuters, November 12, 2021、SANA, November 12, 2021、SOHR, November 12, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.