ダイル・ザウル県スブハ村で米主導の有志連合とシリア民主軍が拉致した女性の釈放を求めて住民が抗議デモ(2021年11月12日)

ダイル・ザウル県では、SANA(11月12日付)によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるスブハ村で、住民が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に対する抗議デモを行い、拉致されたすべての住民の解放を要求した。

抗議デモは、シリア民主軍が村内の民家に侵入し、夫婦を拉致したことをきっかけとし、参加者は街道上でタイヤを燃やすなどして通行を遮断し、2人を含む拘束者の釈放を訴えた。

シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の部隊がシリア民主軍の支援を受けて、11月8日にスブハ村で空挺作戦を実施し、村内に突入し、女性1人を拘束していた。

AFP, November 12, 2021、ANHA, November 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2021、Reuters, November 12, 2021、SANA, November 12, 2021、SOHR, November 12, 2021などをもとに作成。

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