北・東シリア自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)がフール・キャンプでイラク人難民14人を拘束(2021年11月21日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)がフール・キャンプの第1、第2、第3ブロックで強制捜査を実施し、イラク人難民14人(うち女性1人)を拘束した。

トルコで活動する独立系シンクタンクのジュスール研究所が2020年9月1日に発表したレポートによると、フール・キャンプは6つの区画、8つのブロックから構成されている。

6つの区画のうち、第1区には、ダーイシュ(イスラーム国)とつながりがない国内避難民(IDPs)、第2区と第3区にはイラク難民、第4区にはダーイシュとつながりがあるとされるIDPs、第5区には欧州出身のダーイシュ戦闘員の家族、そして第6区にはそれ以外の外国人戦闘員の家族が収容されている。

AFP, November 21, 2021、ANHA, November 21, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 21, 2021、Reuters, November 21, 2021、SANA, November 21, 2021、SOHR, November 21, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.