ロシア難民受入移送居住センター:難民282人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は725,175人に(2021年11月23日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、11月22日に難民282人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民266人(うち女性80人、子供136人)、ヨルダンから帰国したのは16人(うち女性5人、子供8人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は725,175人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者328,553人(うち女性98,738人、子ども167,277人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者396,622人(うち女性119,035人、子ども202,276人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,815,643人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は954,455人(うち女性286,431人、子供486,475人)となった。

**

一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,527人(うち女性41,245人、子供33,987人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,123人(うち女性423,804人、子供677,753人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 23, 2021をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.