ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、12月8日に難民315人が新たに帰国したと発表した。
このうちレバノンから帰国したのは難民309人(うち女性93人、子供157人)、ヨルダンから帰国したのは6人(うち女性2人、子供3人)。
これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は730,119人となった。
内訳は、レバノンからの帰還者333,298人(うち女性100,164人、子ども169,696人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者396,821人(うち女性119,095人、子ども202,380人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。
43カ国で難民登録したシリア人の数は6,820,422人。
なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は959,339人(うち女性287,917人、子供488,998人)となった。
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一方、国内避難民14人が新たに帰宅した。
ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは14人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。
グラーブ山通行所経由の帰還者のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は14人だった。
これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,550人(うち女性41,360人、子供34,019人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,146人(うち女性423,919人、子供677,785人)となった。
Ministry of Defence of the Russian Federation, December 9, 2021をもとに作成。
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