ロシアのプーチン大統領はイランのライースィー大統領との首脳会談で両国がシリアが国際テロの脅威を克服するのを支援してきたと評価(2022年1月19日)

イランのエブラーヒーム・ライースィー大統領がロシアを訪問し、首都モスクワでヴラジーミル・プーチン大統領と会談した。

SANA(1月19日付)によると、会談で、プーチン大統領が、ロシアとイランが緊密に国際協力を行い、シリアでの共通の取り組みによって、シリアが国際テロの脅威を克服するのを支援したと述べ、アフガニスタン情勢やイラク核合意へのイランの対応に注目したいと述べた。

また、ロシア・イランの二国間関係については、過去1年間で貿易が38%増加し、さまざまな分野で大規模プロジェクトが実施されていると評価したうえで、イランとユーラシア経済連合の関係強化と自由貿易地域の確立したいとの意向を示した。

これに対して、ライースィー大統領は、ロシアとイランの国際協力の重要性を強調したうえで、西側の脅迫や制裁によってもイランの発展は止まることはなく、イランは制裁解除に向けた取り組みを行っていると述べた。

また、ロシアとの関係発展・拡大を阻止するものはなく、両国関係は短期的、戦術的ではなく、持続的、戦略的なものだと述べた。

AFP, January 19, 2022、ANHA, January 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 19, 2022、Reuters, January 19, 2022、SANA, January 19, 2022、SOHR, January 19, 2022などをもとに作成。

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