「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県、アレッポ県に対するシリア軍の砲撃で7人死亡(2022年2月12日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるマアーッラト・ナアサーン村を砲撃し、1家6人(男性2人、女性2人、子供2人)が死亡した。

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「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるタカード村に対しても砲撃を行い、1人が死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反1件確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, February 12, 2022、ANHA, February 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 12, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 12, 2022、Reuters, February 12, 2022、SANA, February 12, 2022、SOHR, February 12, 2022などをもとに作成。

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