シリア反体制勢力の動き(2014年6月6日)

シリア革命反体制勢力国民連立のハイサム・マーリフ法務委員会委員長はフェイスブックで、「連立に代わる国民的な連合体がまもなく登場し、現地でより大きな影響力を行使することになろう」と綴り、連立の発展的解消を示唆した。

**

イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)バラカ州(ハサカ県)のアミールは声明を出し、ハサカ県のシャンマル部族の民兵組織「カラーマ軍」が民主統一党「人民防衛隊と同盟を結んだ」と非難、「シャンマル部族の戦闘員によって結成されたカラーマ軍に対してすべての武器をもって戦う」と宣言した。

**

自由シリア軍の創設者であるリヤード・アスアド大佐はビデオ声明を出し、武装集団の統合とダマスカスでの戦いの開始を呼びかけた。

**

シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、当局に投降したヒムス市の反体制武装集団戦闘員80人以上がダマスカス県の治安機関本部に移送され、うち約20人が処刑されたと主張した。

AFP, June 6, 2014、AP, June 6, 2014、ARA News, June 6, 2014、Champress, June 6, 2014、al-Hayat, June 7, 2014、Kull-na Shuraka’, June 6, 2014、al-Mada Press, June 6, 2014、Naharnet, June 6, 2014、NNA, June 6, 2014、Reuters, June 6, 2014、SANA, June 6, 2014、UPI, June 6, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.