トルコ占領下のハサカ県北部でシリア国民軍の拠点が爆撃を受ける:ANHAは米主導の有志連合、シリア人権監視団はロシア軍が爆撃を行ったと発表(2022年5月25日)

ハサカ県ではANHA(5月25日付)によると、米主導の有志連合所属の戦闘機2機が、トルコ占領下のラアス・アイン市とシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タマル町の間に位置するアズィーズィーヤ村とサイード村にあるシリア国民軍の拠点複数カ所に対して爆撃を実施した。

戦闘機2機は、偵察機1機を伴い爆撃を実施したという。

一方、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機3機が、トルコの占領下にあるラアス・アイン市とラッカ県タッル・アブヤド市の間に位置する地域の上空で空対空ミサイルを3回にわたり発射し、爆撃を実施した。

AFP, May 25, 2022、ANHA, May 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 25, 2022、Reuters, May 25, 2022、SANA, May 25, 2022、SOHR, May 25, 2022などをもとに作成。

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